バルコニーは本当にいる?要らない人が増えている理由とは?
2022/1/24
愛知県(名古屋市・日進市・春日井市・一宮市)・岐阜県(岐阜市・各務原市・多治見市近郊)で新築注文住宅を自由設計でご検討の皆様、こんにちは!
アキュラホーム名古屋支店です。
皆さん、新築でお住まいを建築する時にバルコニーは付けられますか??
最近では「バルコニーは要らない」とご要望頂く事が非常に多いです。
なんとなくバルコニーはつけるもの・・・という認識だったものが、時代の流れに合わせ進化し始めています。
後悔しない家づくりをするために、様々な観点から見て「バルコニーを付けるか・付けないか」ご検討いただけたらと思います!
本日も最後までお付き合い頂けましたら幸いです!(^^)!
そもそもバルコニーやベランダ、ルーフバルコニーにインナーバルコニー、何が違うの?
バルコニー
「上に屋根が掛かっていない、2階以上の屋外スペース」
ベランダ
「上に屋根が掛かっている屋外スペース」
ルーフバルコニー
「下の階の屋根部分を利用して作られた屋外スペース」
インナーバルコニー
「家の一部を凹ませて作られた、屋根が掛かっている屋外スペース」
なんとなく、違いは分かりましたでしょうか?
形や作り方によって、同じ「バルコニー」でも活用方法が異なります。
一見、活用方法が多そうなバルコニー。
では、近年、なぜバルコニーを付けない方が増えてきているのでしょうか?
バルコニー反対派の率直な意見
①メンテナンス費用が掛かる
もともと、防水施工がされているものの、紫外線や人が歩く事によっておこる摩擦や衝撃などにより劣化がしやすくなっており、定期的なメンテナンスをしないと、バルコニーが傷んで雨漏りの原因にもなってしまいます。
その他、笠木といわれるバルコニーの手すりの部分も、素材同士をつなぎ合わせる目地が傷んでしまい、そこから雨水が侵入するケースもあります。
定期的な点検や補修が欠かせないバルコニーはどうしてもメンテナンス費用がかさんでしまいます。
②日々の掃除が面倒くさい
バルコニーには、雨水が溜まらないよう、隅に「排水口」が付いており、その「排水口」から「雨どい」を通って水が流れ出る仕組みがあります。
「排水口」や「雨どい」に葉っぱやゴミなどが詰まってしまうと、流れるはずの水も流れなくなってしまいます。
そういった詰まり物を定期的に排除しなくてはいけないですし、砂や黄砂の汚れ、虫の死骸や鳥の糞など汚れる原因は他にも沢山。
バルコニーで洗濯物を干される方、お子様の遊び場と考えられている方は、綺麗な状態を保ちたいですよね。
外部に接している為、通常のお部屋よりも汚れが蓄積されやすく、日々の掃除が大変と感じてしまう方も少なくはありません。
③増える異常気象
ここ近年「過去最大級の豪雨」を毎年更新しているのでは無いでしょうか・・・
雨水が流れるよう日々掃除をしていても、それでも追いつかないほどの大量の雨が降ってしまえば、家の内部に侵入してくる可能性も否定できません。
※バルコニーの高さとフローリングの高さが一緒の家は特に要注意!
積雪地であれば、雪がバルコニーに積もってしまうケースもあるそうです。
住まわれる地域や天候など、ある程度自分達ではどうする事も出来ない外的要因によりバルコニーを作る事が向かないケースも考えられます。
④外干しすること・ものが無い
最近では共働き世帯も増え、家事の効率化を求める家庭が増えています。家事の効率化で代表的なのが以前アキュラホームの家づくりコラムでもご紹介させていただいた「ランドリールーム」。
家事の効率化以外にも花粉などのアレルギーや黄砂、年々増える異常気象などを考慮すると、外に洗濯物を干せる日は意外と限られている為、洗濯物を外干しする家庭が減少しています。
昨今は洗濯乾燥機や浴室乾燥機、布団乾燥機などの設備も充実しており、外干ししなくてはいけないものが減少したことも「バルコニー要らない派」が増える要因では無いでしょうか。
上記の事柄を考えた時、バルコニーを作るより「ランドリールームを作りたい」「部屋を大きくしたい」と考え直される方も少なくありません。
その他、折角バルコニーを付けたのに実際使わなくなってしまった・・・というお声を耳にする事も。
バルコニーを付けたのに使わなくなってしまった方たちは、いったい何が失敗点だったのでしょうか。
バルコニーを付ける時の注意点
①バルコニーの形・大きさ・奥行き
バルコニーを付ける用途は何でしょうか?
- 洗濯物を干す:布団などの大型のものだけ?洗濯物類全般?
- 遊ぶスペース:お子様だけ?友人なども呼んで大人数?
その他、「外観に重厚感を付ける」や「喫煙スペース」など、用途は上げたらキリがありませんが、用途別で作りたいバルコニーの形・大きさ・奥行きが変わるため、用途を明確にしておく必要があります。
例えば、洗濯物を干す場合。
布団をバルコニーに直接かけて干される方は、バルコニーが横に長ければ長いほど沢山の布団を干す事が出来ます。一方、置き型の布団干しを使用される方は、ある程度の奥行きが必要になります。布団干しを置いて、そこまで布団を運ぶ通路を確保する必要があるので、布団干しだけが置ければいいわけでは無いですよね。
布団だけでなく衣類などの洗濯物も同様に考えなくてはなりません。
その他、遊ぶスペースとして検討するのであれば、横長のバルコニーではなく四角に近い形がいいかも知れませんし、屋根が必要なケースもあるでしょう。
②屋根の有無
先程の項目と同様、バルコニーの使用用途によって屋根の必要性も大きく変わってきます。
ただ、奥行きのあるバルコニーに屋根を設ける場合は注意が必要です。
屋根を掛けるという事は、その分直射日光を遮る事になるので、屋根・バルコニーの奥行きがあればあるほど、部屋自体には光が入りづらくなります。
③アクセス
主寝室や子供部屋など限られた空間からしか出入りが出来ないのか、廊下など共有部分から出入りが出来るのかによっても、将来長い目で見た時に使い勝手が大きく変わってきます。
また、アクセスという観点で見た時に、バルコニーの出入り口がテラスドアと言われる勝手口の様な扉なのか、引き違い窓と呼ばれる窓なのかによっても出入りのしやすさが異なります。
例えば、テラスドアの場合。
人の出入りだけを考えれば何も問題ありませんが、大きなお布団などを持ったまま出入りする事を考えると少し狭く感じる方もいらっしゃるかと思います。
その他に、水栓があった方が使い勝手がいいというケースもあるでしょう。掃除をこまめにしたい方、プール遊びなどを検討されている方は水栓があるととても便利です。
ただ、注意しなくてはいけないのが水漏れ。メンテナンスの項目でも記載しましたが、水漏れによる雨漏れは絶対に防ぎたいポイント。その要因となりかねない水栓は、取り付けたら便利アイテムであるものの、取り扱いには特に注意したいですね!
以上、バルコニーを「つけない派」の意見や、バルコニーをつける時の注意点などをお話しさせて頂きました。
いかがでしたでしょうか?
バルコニーの有無、検討出来そうでしょうか?
少しでも、今後の皆様のお住まいづくりに役立つ時がきましたら幸いです。
「バルコニーを付けない生活をするには、どういう動線が便利なの?」や「長年、使い勝手のいいバルコニーを保つためにはどういう間取りが良いの?」などご相談がありましたら、是非「間取り相談のご予約」を♪
※間取り相談ご希望の場合は必ず事前予約が必要になります。
ご質問・ご相談の欄に「間取り相談希望」と記載下さい。
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